SOLMINA(ソルミナ) 止めたほうがよい人や注意点は? 1万円からの再生可能エネルギーのクラウドファンディング


    クラウドファンディングには、1万円から投資できる「SOLMINA(ソルミナ)」があります。
    地球環境や経済発展に関わる、再生エネルギー投資を対象としたクラウドファンディングです。

    検討しているけど、SOLMINA(ソルミナ)が信用できるかどうか、疑問を感じられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    「口コミはメリットばかり強調され、重要な『運営会社に関する情報』が少ない」と感じられている方も多いと思います。

    そこで、SOLMINA(ソルミナ)の運営会社の経営者や財務状況も調べた上で、その「デメリット」や「向いていない人・止めたほうがいい人」、「投資する場合の注意点」を考察します。

    利用を検討されている方には、特に役立つ情報ですので、是非参考にしてみてください。

    [PR]

    目次

    SOLMINA(ソルミナ)の主な特徴・メリット

    SOLMINA(ソルミナ)の主な特徴とメリットです。
    それぞれ解説していきます。

    最低1万円から投資できる

    SOLMINA(ソルミナ)では、1万円から投資できるファンドが数多くあります。
    他社のクラウドファンディングでは、少額でも5万円や10万円のことが多いですが、SOLMINA(ソルミナ)では1万円からの少額投資なので、初心者でも気軽に始めやすい金額です。

    ファンドによって、最低金額は異なり、最低金額が5万円の場合もあります。

    利回りは約4.5~6%、運用期間は1年以上が多い

    利回りは、4.5~6%前後のものが多いです。
    クラウドファンディングでは平均的な水準といえるでしょう。

    運用期間は1~5年の「中~長期投資型」のファンドが多い傾向です。
    ただし、5年を予定していても、数年で運用を終えているケースもあります。

    SOLMINA(ソルミナ)は、1年以上の長期投資をしたい方が投資に向いていると言えるでしょう。

    長期投資のメリットとデメリット短期投資のメリットと、デメリット
    長い期間に渡って、利回りを得られる
    良い条件のファンドに投資できれば、長い期間に渡って、高利回りが得られる
    現金が戻ってくるまでに相当の時間がかかるので、家庭状況や市況、運営会社などに懸念を感じても、長い期間を待つ必要がある
    現金が返却されるまでの期間が短いので、家庭状況や市況、運営会社などに懸念を感じたとき、投資を止めやすい
    利回りが得られる期間が短く、「運用終了~現金返却~次に応募~運用開始」の期間は、利回りが得られない
    良い条件のファンドに投資できたとしても、運用終了後に、次に良い条件のファンドがあるとは限らない

    クリーンエネルギーへの投資ができる

    SOLMINA(ソルミナ)では、太陽光発電などの再生エネルギーに関わるファンドなど、CO2の削減に貢献できる投資ができます。

    気候変動によって、社会や環境には、様々な影響が生じています。
    SOLMINA(ソルミナ)は、「クリーンエネルギーで社会的課題を解決すること」を目指しています。

    投資家は、投資から収益を得るだけでなく、社会全体の課題を解決するための事業を後押しすることができます。

    キャンペーンや特典もある

    SOLMINA(ソルミナ)では、PayPayポイントやAmazonギフト券のプレゼントキャンペーンが実施されていることが多いです。

    新規投資家登録では、もれなくAmazonギフト券をプレゼントするキャンペーンが実施されていることが多いです。

    また、投資実績のある方に向けたキャンペーンもあり、Amazonギフト券をプレゼントするキャンペーンが実施されていることがあります。

    SOLMINA(ソルミナ)の運営会社は信用できる?

    クラウドファンディングでは、サービス運営会社にお金を預けて、運用してもらうことになります。
    そのため、サービス運営会社の信頼性は非常に重要です。

    ここからは、SOLMINA(ソルミナ)を運営する、ソーシャルファイナンス株式会社の特徴や経歴を確認します。

    運営会社の「ソーシャルファイナンス」とは?

    SOLMINA(ソルミナ)は、「ソーシャルファイナンス株式会社」という企業が運営しています。
    2018年に「株式会社フィット」の社長である鈴江崇文氏らによって設立されました。1
    「株式会社フィット」は東証にも上場している企業です。

    ソーシャルファイナンスは、「株式会社メディオテック」と「株式会社フィット」のグループ会社になります。2
    そのため、SOLMINA(ソルミナ)で取り扱うファンドは、これらのグループ会社が関わることがあります。

    ソーシャルファイナンスの主な事業内容は?

    現状、ソーシャルファイナンスの主な事業内容は、クラウドファンディング「SOLMINA(ソルミナ)」と考えられます。

    2018年には、親会社のフィットの「法人向け外貨両替サービス 外貨両替.net」を事業継承していましたが、現在ではサービス終了しているようです。

    ソーシャルファイナンスの経営者は?

    ソーシャルファイナンスの社長は、田中勝真氏です。
    創業者は株式会社フィット社長の鈴江崇文氏3であり、2020年以降はソーシャルファイナンスの取締役を務めています。

    ちなみに、ソーシャルファイナンスの社長は、よく交代しているようです。
    設立以来、少なくとも5回は交代していることが確認できます。

    ソーシャルファイナンスの社長
    • 2018年:田中勝真氏
    • 2019年:宮入義勝氏(フィット出身者)
    • 2020年1月:鈴江崇文氏 (フィット社長)
    • 2021年頃:松永秋博氏(メディオテック出身者)
    • 2023年頃:田中勝真氏
      (各社長の就任時期は不明)

    社長の一覧を見ると、過去の社長は、フィット出身者とメディオテック出身者であることが確認できます。
    雇われ社長のため、親会社の方針等で交代していると考えられます。
    社長の交代に関わらず、フィット社長の鈴江氏は、取締役として経営に参画していると考えられます。

    田中勝真氏は、2018年の設立時点の社長で、数年ぶりに社長に戻ってきたようです。
    その間は役員を務めていたかもしれませんが、詳細や経歴の情報はありませんでした。
    運営会社に問い合わせたところ、過去に数社のクラウドファンディング会社を立ち上げた実績がある人物とのことです。

    グループ会社である2社も重要

    ソーシャルファイナンスは、実質的には、「株式会社メディオテック」と「株式会社フィット」のクラウドファンディングを扱う企業として、運営されている企業ともいえるでしょう。

    (近年は、ファンドによって、他の企業が関わっている場合もあるので、状況は変化しているかもしれません。)

    ソーシャルファイナンスを考察するには、「株式会社メディオテック」と「株式会社フィット」の会社情報を確認することも重要です。
    「株式会社メディオテック」と「株式会社フィット」の会社の状況が悪化すると、ソーシャルファイナンスへも影響が及ぶ可能性があります。

    親会社の「メディオテック」とは?

    メディオテックは、再生可能エネルギーを軸とした事業を展開している企業です。

    2021年には、「経済産業省」が「一般社団法人環境共創イニシアチブ」を通じて公募する実証事業「令和3年度 蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業」の「ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証」およびに「再生可能エネルギー発電等のアグリゲーション技術実証」に採択されたと発表しています。4

    再生エネルギーに関わる新事業に挑戦している状況が確認できます。

    メディオテックの歴史

    メディオテックは1996年に設立された企業です。
    2009年より、太陽光発電等の再生可能エネルギーに関わる事業を本格化させていることが確認できます。
    また、2021年から複数の子会社を合併しており、環境変化や事業方針の転換が生じている可能性があります。

    沿革
    1996年

    有限会社トップヒルズ設立
    戸建住宅の電気設備工事請負を開始

    1997年

    「株式会社メディオテック」に改組

    1999年

    家電量販店からの工事請負を開始

    2003年

    「棟梁ドットコム」の運営を開始

    2007年

    コールセンター事業を開始

    2009年

    太陽光発電システムの販売・施工を開始

    2013年

    HEMS機器を開発、販売開始
    「福島県かつらお胡蝶蘭育成事業株式会社」を設立
    「株式会社FRP」を設立
    「株式会社テクノマネジメント」を設立
    産業用太陽光遠隔監視システム「エナビジョン」を開発、販売開始

    2015年

    「株式会社GRP」を設立

    2016年

    ふくのしま電力株式会社設立(福島県郡山市)、販売開始

    2017年

    「請負市場」を譲受
    「株式会社ハコブネ」を設立

    2018年

    「有料職業紹介事業許可」を取得
    「株式会社ダイレクトパワー」を設立

    2019年

    小売電気事業者登録

    2021年

    「株式会社FRP」を合併
    「株式会社ダイレクトパワー」を合併

    2023年

    「株式会社GRP」を合併
    「ふくのしま電力株式会社」を合併
    「株式会社SFL」を合併

    参考:メディオテック沿革5、法人番号公表サイト6

    メディオテックの業績

    メディオテックは官報に決算情報を開示しているため、決算情報を確認できます。
    官報とは国の機関誌であり、株主などの関係者に情報を発信するために、多くの企業が決算情報を掲載しています。

    メディオテックの直近の売上は不明ですが、2020年度は約64億円もの売上規模がある会社でした。7
    一方、利益は2021年まで黒字でしたが、2022年から赤字になっています。

    更に、「利益剰余金」は2021年には約6億円もありましたが、2023年には「マイナス」になっています。
    「利益剰余金」は、これまでの利益を積み立てたお金です。
    「利益剰余金」がマイナスということは、売上が赤字の結果、積み立てたお金を切り崩しても足りず、資産よりも負債が大きくなっている状態を示します。

    ただ、おそらく、メディオテックの業績は当面大丈夫と思われます
    その理由は、資金調達をしているからです。
    次に詳しく述べます。

    決算情報
    スクロールできます
    2021年1月期2020年3月期2023年3月期
    純利益2億4594万円▲4億2285万円▲11億6579万円
    利益剰余金6億6312万円2億4028万円▲9億2664万円
    総資産45億5649万円36億8196万円28億4608万円
    参考:官報データベース8

    メディオテックの資金調達

    メディオテックは赤字であり、利益剰余金もマイナスであることがわかりました。
    利益剰余金の赤字が続く企業は、いずれ破綻する危険性が高まります。

    一方、メディオテックは、相当の金額の資金調達をしており、当面、資金に困ることはないと考えられます。
    著名な企業が資金提供しています。

    著名な企業がメディオテックの事業方針や財務状況を調査した上で、資金提供を決定したと考えられます。

    資金調達
    2021年

    第三者割当増資により、約9億円の資金調達
    資金調達元は、株式会社環境エネルギー投資、合同会社K4 Ventures(関西電力グループ)、大井電気株式会社、株式会社明成商会、香川電力株式会社、TIS株式会社です。9

    2023年

    第三者割当増資により、約17億円の資金調達
    資金調達元は、関西電力株式会社、株式会社環境エネルギー投資です。10

    第三者割当増資とは、新株を発行することで、資金を調達する方法です。
    通常の借金とは異なり、原則、利子も発生せず、受け取ったお金を返済する必要もありません。

    メディオテックの経営者は?

    メディオテックの社長は、松本秀守氏です。

    詳細な経歴の情報はありませんが、インタビュー記事によると、当初は役者を志望していたようです。
    劇団にも所属していましたが、営業や会社役員を経て、メディオテックを設立しました。11

    電力等の月刊誌を発行する「エネルギーフォーラム」が発行する「GXフィフティーン: 脱炭素起業家たちの挑戦」にも取り上げられています。

    情熱社長, 松本秀守社長
    https://jonetu-ceo.com/2013/06/14497/
    GXフィフティーン 脱炭素起業家たちの挑戦
    https://energy-forum.co.jp/shop/product/531/

    グループ会社の「株式会社フィット」とは?

    フィットは、オンライン再エネ取引マーケットプレイス「脱炭素デキルくん」、太陽光発電投資、スマートホームに関わる事業を展開しています。

    2016年から東証(東京証券取引所)に上場しています。

    フィットの歴史

    フィットは当初は不動産ファンドを運用する企業でしたが、2010年代より電力の事業を展開していることが確認できます。

    沿革
    2009年

    スズケン&クリエーション(現 フィット)を設立
    商業施設を投資対象とする不動産投資ファンドを運用

    2010年

    株式会社フィットに社名変更

    2012年

    コンパクトソーラー発電所を販売開始

    2013年

    太陽光発電設備を搭載した住宅を販売開始

    2014年

    戸建賃貸住宅やコンパクトソーラー発電所等の顧客を対象としたフランチャイズ「投資の窓口」を設立

    2016年

    東証マザーズに上場

    2017年

    電力小売サービス「フィットでんき」販売開始

    2018年

    ソーシャルファイナンス株式会社を設立

    2019年

    不動産投資型クラウドファンディング「FIT FUNDING」を開始

    2021年

    FJキャピタル(現 Fanta)を設立
    Plus one percentを子会社化

    2022年

    東証の市場再編に伴いグロース市場に移行
    クリーンでネルギーのマーケットプレイス「脱炭素デキルくん」を開始
    電力小売サービス「フィットでんき」を終了

    2023年

    ビットスタイルリノベーションを子会社化

    参考:フィット 有価証券報告書12

    フィットの業績

    フィットは黒字企業であり、売上・利益ともに毎年伸ばしていることが確認できます。

    フィットは上場企業であるため、詳しい決算情報を公開しています。

    フィットは黒字企業であり、2023年の純利益は約3億円の黒字です。
    純利益とは、社長や社員の給与や諸経費を差し引いた後の利益です。
    (営業キャッシュフローも黒字です。)

    売上・利益
    スクロールできます
    2021年4月期2020年4月期2023年4月期
    売上59億9083万円71億8659万円88億5398万円
    純利益1億5931万円2億8242万円3億2361万円
    参照:フィット 有価証券報告書

    フィットの資産

    フィットは資金に余裕があり、会社運営が安定していると考えられます

    フィットは約100億円もの資産があり、利益剰余金は約30億円あります。

    現金は約20億円あり、借金は約27億円あります。
    借金の方が多いようですが、現金の約20億円に加えて、「流動資産の投資有価証券」が約18億円もあります。
    流動資産は「1年以内に現金化できる資産のこと」です。
    その中の「投資有価証券」は、比較的、現金化しやすい資産といえます。

    資産
    スクロールできます
    2020年4月期2023年4月期
    総資産107億1573万円103億278万円
    利益剰余金27億1302万円29億9588万円
    現金及び預金20億2353万円20億328万円
    1年内返済予定の長期借入金5億8943万円5億9979万円
    短期借入金11億6988万円12億9751万円
    社債3億円3億円
    長期借入金20億138万円15億4156万円
    参考:フィット 有価証券報告書

    フィットの社長

    フィットの社長は鈴江崇文氏です。
    鈴江氏は、大手住宅メーカーの営業職を経て、家業の経営の後、フィットを創業した人物です。

    上場企業の社長ということもあり、様々なインタビュー記事を確認できます。
    「鈴江崇文の徳島・学生道」や「太陽光発電の真実」などの著作もあります。

    経歴
    1973年

    徳島県生まれ

    名城大学理工学部建築学科卒業

    1997年

    三井ホーム入社
    数年後に退社し、1年間世界中を旅する

    2001年

    ゴーイングホーム(現 LIXIL住宅研究所)入社

    2002年

    家業のゼネコン「スズケン工業(現 ズケン&コミュニケーション)」取締役に就任

    2008年

    代表取締役に就任

    2009年

    フィット設立
    代表取締役社長に就任

    2020年

    ソーシャルファイナンスの代表取締役に就任
    (4月に取締役就任)

    2021年

    Plus one percent代表取締役就任

    参考:フィット 有価証券報告書、土地活用ドットコム13

    フィットの情報は、企業の決算説明書や、鈴江崇文氏のインタビュー記事で確認できます。

    フィット IR・PRニュース
    https://www.fit-group.jp/ir/ir_type/ir_news/

    SOLMINA(ソルミナ)を止めたほうがいい人は?

    SOLMINA(ソルミナ)の運営会社は、発電事業に関わる2社のグループ会社であることが確認できました。
    そのうちの1社は上場会社であり、それなりの規模のある会社であることも確認できました。

    一方、SOLMINA(ソルミナ)の投資が向いていないケースもあります。
    SOLMINA(ソルミナ)の「デメリット」も交えながら解説します。

    運営会社の安定性を重視したい人

    クラウドファンディングに投資するに当たり、総合的なリスクを考えるには、運営会社の信用度が重要です。
    クラウドフェンディングでは、運営会社が選んだファンドから、投資家は投資対象を選ぶことになります。
    また、運営会社がお金を預かり、ファンドを運営していきます。

    そのため、ファンドを適切に運営してもらうには、運営会社自体が安定して会社運営されている必要があります。

    運営会社のソーシャルファイナンスは、中堅の企業2社がグループ会社(株主)であることが確認できました。
    その1社である「フィット」は上場会社であるため、もしも「SOLMINA(ソルミナ)」に問題が生じたときには、「フィット」は株主に対して説明責任が生じます。
    もう1社の「メディオテック」も、大手企業から出資を受けているため、もしも「SOLMINA(ソルミナ)」に問題が生じたときには、出資者に対して説明しないといけないでしょう。
    そういう観点では、「SOLMINA(ソルミナ)」は信用度があるといえます。

    一方、ソーシャルファイナンス自体の情報は多くはない状況です。
    ソーシャルファイナンスの財務情報も公開されていないため、それらを確認する方法はありません。

    運営会社の安定性をより重視したい方にとっては、財務情報を開示しており、黒字経営が確認できる会社が運営するクラウドファンディングを選ぶことが考えられます。

    以下の記事では、黒字経営の会社が運営するクラウドファンディングを紹介しています。

    よりリスクを軽減したい人

    SOLMINA(ソルミナ)の多くのファンドでは、投資家のリスク軽減策として、主にGK-TKスキームが利用されていると考えられます。
    GK-TKスキームでは、ファンドの事業者(合同会社等)を作ることで、もしも関係会社に倒産が起こっても、その事業者が影響を受けないようにすることができます。
    それに、投資家は出資額以上の損失を受けることもありません。

    一方、不動産クラウドファンディングの「優先劣後システム」のように、もしも損失が発生した場合には、一定割合まで運営会社が負担する仕組みはありません。
    よりリスクを軽減したい方にとっては、劣後出資比率が高い不動産クラウドファンディングを選ぶことが考えられます。

    ところで、SOLMINA(ソルミナ)のファンドには、2023年に破綻した「チェンジ・ザ・ワールド」が関わるファンドがありました。
    元本割れがないかを運営会社に問い合わせしたところ、元本割れは無いとのことでした。(2023年時点)

    以下の記事では、劣後出資比率が高いクラウドファンディングを紹介しています。


    再生可能エネルギーに関心がない人

    クラウドファンディングは、運営会社にお金を預け、運用してもらうスタイルの投資です。
    投資にはリスクが伴いますので、お金を預ける相手や対象について、納得して投資する必要があります。

    SOLMINA(ソルミナ)では、「クリーンエネルギーで社会的課題を解決すること」を目指し、再生エネルギーに関わるファンドが取り扱われています。
    再生可能エネルギーに関心がない人にとっては、そのクラウドファンディングを利用しない方が良い場合があります。

    短期投資したい人

    SOLMINA(ソルミナ)では、運営期間が1年以上のファンドが多い状況です。

    今後、2ヶ月や3ヶ月の短期間のファンドの募集がある可能性はありますが、応募が殺到し、投資できない可能性もあります。

    短期投資したい方にとっては、別のクラウドファンディングを選んだほうがよい場合があります。

    募集しているファンド件数が多いクラウドファンディングでは、短期投資ができるファンドも多い傾向です。

    もっと利回りが高い投資をしたい人

    ダーウィンファンディングでは、現状、利回りが約4.5~6%のファンドが多いです。
    クラウドファンディングの中では、平均的な水準といえます。

    その利回りでは物足りないと感じられる方にとっては、高利回りのクラウドファンディングを選ぶ方法があります。

    以下の記事では、利回りが高いクラウドファンディングを紹介しています。

    SOLMINA(ソルミナ)の投資で注意すべきこと

    ここでは、SOLMINA(ソルミナ)の投資において、注意するべきことを紹介します。

    「向いていいない人」で述べた「デメリット」を踏まえて、気を付けることをまとめています。
    投資した後でも、時々、確認することが望ましい事項も紹介します。

    ファンドの元本割れや遅延の状況

    現状、SOLMINA(ソルミナ)では、元本割れはないとのことでした。

    今後、もしも、いずれかのファンドの遅延や元本割れが起きた場合、何らかの問題が生じている可能性があります。

    そのため、投資後には、投資していない他案件においても、遅延が生じていないかをチェックすることが大切です。

    SOLMINA(ソルミナ)では、ウェブサイトの最新情報において、各ファンドの運用状況が報告されています。
    加えて、遅延等のチェック方法として、X(旧Twitter)などのSNSを使って、遅延したファンドの情報がないかを、定期的に確認することが考えられます。

    再生エネルギーの状況

    ファンドの投資対象である、再生エネルギーを取り巻く状況についても確認が必要です。

    SOLMINA(ソルミナ)では、主に太陽光発電を扱っています。
    ファンドの利回りは、発電した電力の売電の収益からもたらされることが多いです。

    太陽光発電の供給量や、電力価格の上下は、収益に影響を与える可能性があります。
    そこで、太陽光発電の最新の動向や、電力価格について注意を払うことが大切です。

    また、電力発電所が自然災害を受ける可能性もあるため、その地域の地理的状況についても注意を払うことが望ましいでしょう。

    運営会社の状況

    お金を預ける側にとっては、ときどき、会社に変化がないか、確認することが望ましいでしょう。

    会社の変化がないかどうかを知る上で、いくつか確認できるポイントがあります。
    それぞれ解説します。

    経営者が交代していないか

    内部の状況を確認する方法の一つは、社長などの経営者の交代の有無です。
    社長が交代すると、経営方針が変わることがあります。

    ただし、SOLMINA(ソルミナ)の運営会社の社長は、創業者でもなく、会社のオーナーではないと考えられます。
    そのため、オーナー企業に比べて、短期間で社長は交代することがあります。
    実際、社長がよく交代しています。

    新しい社長に交代した場合には、その社長の経歴を確認することが望ましいでしょう。

    グループ会社(株主)が変わっていないか

    SOLMINA(ソルミナ)を運営する「ソーシャルファイナンス」のループ会社(株主)には、「メディオテック」と「フィット」の2社があります。
    現状、「フィット」は上場会社であり、「メディオテック」は大手企業から多額の出資を受けています。

    「メディオテック」と「フィット」が株主であることは、SOLMINA(ソルミナ)の信用度にも繋がっています。

    ただし、今後、株主が変わる可能性はゼロではないと考えられます。
    そうなると、SOLMINA(ソルミナ)の信用度は、あらためて考察する必要があります。

    「フィット」の関連会社であるかどうかは、「フィット」の有価証券報告書から確認できます。

    財務状況の確認

    運営会社の財務状況は、会社が安定して運営される上で重要ですが、現状、運営会社の財務情報は一般公開されていません。

    今後、運営会社が情報を掲示すると、確認できるかもしれません。
    簡単に確認する方法は、Googleなどで「ソーシャルファイナンス 決算」と検索すると、確認できる場合があります。

    SOLMINA(ソルミナ)の投資前に知っておくべき情報

    SOLMINA(ソルミナ)の投資前に知っておくべき情報について紹介します。
    SOLMINA(ソルミナ)固有のものから、クラウドファンディング全般のものまでをまとめました。

    登録までにどれぐらいかかる?

    登録完了までは、1週間程度です。

    本人確認時には、オンラインでの本人確認が採用されており、パソコン・スマホだけで確認可能です。
    その後、3~5営業日で審査・本登録が完了し、出資応募が可能になります。

    登録内容に不備がある場合、更に日数がかかる場合があるため、余裕を持って登録する必要があります。

    元本は保証されている?

    投資であるため、出資金の元本や分配金の利回りは保証されていません。

    出資持分法により、出資金元本の保証は禁止されています。

    もしも、運営会社が破綻するなどが生じた場合、元本が戻らない可能性があります。
    そのため、運営会社の信用度は重要です。

    相続手続きはできる?

    投資家(口座名義人)が亡くなった場合、相続人の1名が口座を開設することになります。

    そして、亡くなった投資家の口座にあるファンドと預託金を移管することとなります。

    運用期間中に、解約はできる?

    解約は不可とされています。

    なお、クーリング・オフ制度がありますので、契約成立時書面の電子交付を受領した日から起算して8日を経過するまでの間、書面による解約を申し出た場合であれば、契約解除が可能です。

    投資は副業?

    副業は明確な定義はありませんが、総務省は「副業」について「主な仕事以外に就平成29年就業構造基本調査 用語の解説いている仕事」と定義しています。
    クラウドファンディングは資産形成であり、仕事ではないため、通常、副業には当たりません。

    平成29年就業構造基本調査 用語の解説

    投資していると会社にバレる?

    副業でもなく、会社に申告は不要ですので、会社にバレることはありません。

    バレる可能性としては、分配金を得て確定申告をした後、収入に応じて住民税が発生するため、住民税が高額になると、「何らかの収入を得ている」ことが会社の経理に認識される可能性があります。

    確定申告の際に住民税の徴収方法を選択しますが、「特別徴収」を選ぶと、会社に住民税額の通知が入ります。

    収入があることを会社に知られたくない場合には、確定申告時の際には、住民税の徴収方法で「普通徴収」を選択する必要があります

    法人の登録はできる

    法人登録は可能とされています。
    税金面で節税効果を出せる場合があります。

    なお、海外法人や法人番号がない法人は登録できません。

    SOLMINA(ソルミナ)の登録方法

    登録手続きは簡単です。
    1週間程度で登録手続きが完了します。

    詳細は、SOLMINA(ソルミナ)からご確認いただき、ご登録ください。

    [PR]

    注釈

    1. 創業者の想い
      https://www.socialfinance.jp/about/message.html ↩︎
    2. 株式会社メディオテック
      https://mediotec.co.jp/news/20220108/
      NEWSCAST, 再生可能エネルギー事業の投資型クラウドファンディング 『SOLMINA(ソルミナ)』がウェブサイトを公開
      https://newscast.jp/news/5410691 ↩︎
    3. 創業者の想い
      https://www.socialfinance.jp/about/message.html ↩︎
    4. メディオテック, 令和3年度「蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業」の採択について
      https://mediotec.co.jp/news/20210624/ ↩︎
    5. メディオテック 沿革
      https://mediotec.co.jp/company/history/ ↩︎
    6. 法人番号公表サイト
      https://www.houjin-bangou.nta.go.jp ↩︎
    7. リクナビNEXT
      https://next.rikunabi.com/company/cmi1778526001/ ↩︎
    8. 官報データベース
      https://catr.jp/ ↩︎
    9. メディオテック, 第三者割当増資による資金調達完了のお知らせ
      https://mediotec.co.jp/news/20211117/ ↩︎
    10. メディオテック, シリーズB第三者割当増資による資金調達のお知らせ
      https://mediotec.co.jp/news/1118/ ↩︎
    11. 情熱社長, 株式会社メディオテック 代表取締役 松本秀守
      https://jonetu-ceo.com/2013/06/14497/ ↩︎
    12. 株式会社フィット 有価証券報告書
      https://www.fit-group.jp/ir/ir_type/ir_library/securities ↩︎
    13. 土地活用ドットコム
      https://www.tochikatsuyou.com/adviser/240/profile/ ↩︎
    目次