大家どっとこむ 止めたほうがいい人や注意点は? 1万円から投資できる不動産クラウドファンディング


    クラウドファンディングには、1万円から投資できる「大家どっとこむ」があります。
    上場会社「Jトラスト」のグループ会社が運営しているクラウドファンディングです。

    検討しているけど、大家どっとこむが信用できるかどうか、疑問を感じられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    「口コミはメリットばかり強調され、重要な『運営会社に関する情報』が少ない」と感じられている方も多いと思います。

    そこで、大家どっとこむの運営会社の経営者や企業状況も調べた上で、その「デメリット」や「向いていない、止めたほうがいい人」、「投資する場合の注意点」を考察します。

    利用を検討されている方には、特に役立つ情報ですので、是非参考にしてみてください。

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    目次

    大家どっとこむの主な特徴・メリット

    大家どっとこむの主な特徴・メリットです。
    それぞれ解説していきます。

    最低1万円から投資できる

    1万円から投資できます

    他社のクラウドファンディングでは、少額でも5万円や10万円のことが多いですが、REEZIN(リーズイン)ででは1万円からの少額投資なので、初心者でも気軽に始めやすい金額です。

    少額なので、複数ファンドに分散して少額投資することが可能なので、リスクを抑えることができます。

    現状の利回りは約3.5~7%、運用期間は短期

    大家どっとこむの利回りは、現状は3.5~7%前後です。
    クラウドファンディングの中では、平均的といえるでしょう。
    ときどき、10%などの高利回りのファンドがあります。

    ファンドの数は月に1~2件ほど、安定的に募集されています。

    運用期間は短期、自分の投資スタイルに合わせて投資できる

    大家どっとこむの運用期間は、短期投資型です。

    最近では、12ヶ月のファンドが多いようです。
    ときどき、2ヶ月や3ヶ月のファンドも募集されます。

    自身の資金状況や投資スタイルに合わせて、ファンドを選ぶことができます。

    長期投資のメリットとデメリット短期投資のメリットと、デメリット
    長い期間に渡って、利回りを得られる
    良い条件のファンドに投資できれば、長い期間に渡って、高利回りが得られる
    現金が戻ってくるまでに相当の時間がかかるので、家庭状況や市況、運営会社などに懸念を感じても、長い期間を待つ必要がある
    現金が返却されるまでの期間が短いので、家庭状況や市況、運営会社などに懸念を感じたとき、投資を止めやすい
    利回りが得られる期間が短く、「運用終了~現金返却~次に応募~運用開始」の期間は、利回りが得られない
    良い条件のファンドに投資できたとしても、運用終了後に、次に良い条件のファンドがあるとは限らない

    多くのファンド件数と、分配実績がある

    大家どっとこむでは、これまで、70件以上のファンドを募集しています。

    50件以上の運用が完了しており、それらの分配実績があります。

    上場グループが運営している

    大家どっとこむの運営会社は、総合不動産デベロッパーです。
    豊富な収益不動産事業で培ってきたノウハウや物件選定の目利き力によって、ファンドが提供されています。

    また、運営会社は、上場グループ会社「Jトラスト」の一員でもあります。
    大手の金融グループであるJトラストの子会社という意味でも、信用度があります。

    さらに、優先劣後システムが採用されており、もしも損失が発生した場合には、一定割合まで運営会社が負担する仕組みになっています。

    金券が当たるキャンペーンがある

    大家どっとこむでは、時々、Amazonギフト券などが当たるキャンペーンが開催されてます。

    新規入会者向けでなく、投資している人向けなので、投資家にとっては嬉しいですね。

    2023年にはキャンペーンが3回も開催されています。

    1万円や5千円が当たるキャンペーンや、150人に3333円が当たるキャンペーンがありました。

    大家どっとこむの運営会社は信用できる?

    クラウドファンディングを利用する上で、サービス運営会社の信頼性は非常に重要です。
    ここからは、大家どっとこむを運営する、株式会社グローベルスの特徴や経歴を確認します。

    運営会社「株式会社グローベルス」とは?

    大家どっとこむは、株式会社グローベルスという企業が運営しています。
    グローベルスは1996年に設立された企業であり、東京都品川区に本社があります。
    2023年からは、東証に上場している「Jトラスト」のグループ会社になっています。

    グローベルスは、東京都の都心(港区、城南・城西地区)などの関東圏を中心に、不動産事業を展開しています。
    最近では、東京都の国立市や府中市の分譲を開始しています。

    グローベルスの歴史

    グローベルスは、当初、戸建住宅の開発・販売や商業施設の設計・デザイン等の不動産事業が中心でした。
    2021年に分譲マンション事業を継承し、総合不動産デベロッパーになりました。

    少しややこしいのですが、その約10年前にも、Jトラストのグループ会社でした。
    事業を拡大させて、再度、Jトラストのグループに戻ってきた格好になるようです。

    1996年

    大阪府大阪市にてマスワーク設立

    2009年

    キーノートに商号変更し、東京へ本社を移転

    2010年

    ニードを吸収合併

    2013年

    アドアーズ(現 キーホルダー)の子会社になる
    (アドアーズはJトラストの子会社)

    2020年

    キーホルダー(Jトラストグループ)から、プロスペクトグループへ参画
    (プロスペクトグループは当時、東証上場会社)
    商号をグローベルスに変更

    2021年

    プロスペクトの分譲マンション開発・企画・販売業務を継承
    総合不動産デベロッパーとなる
    (プロスペクトは、ミライノベートに社名変更)

    2023年

    Jトラストがミライノベートを吸収合併
    それに伴い、Jトラストグループへ参画

    このことからも、グローベルスの経営には、親会社である「Jトラスト」が関係しています。
    Jトラストについても確認していきます。

    親会社のJトラストとは?

    Jトラストは、大手の総合金融グループです。
    信用保証や債権回収、証券業、クレジットカード事業、銀行業、不動産業を展開しています。

    Jトラストの元となる企業は、1998年に大阪証券取引所に上場し、2013年に東京証券取引所に上場しています。

    Jトラストは、日本のほか、韓国やモンゴル、東南アジアでも金融業を展開しています。
    また、傘下には、エンターテイメント事業を営むキーホルダー社があり、同社の関係会社には女性アイドルのSKE48や乃木坂46、著名タレントやモデルが所属する企業もあります。

    Jトラストの歴史

    Jトラストは、歴史が長い会社です。
    現在の社長である藤澤信義氏が2008年頃から経営に関わり、今の金融グループにまで拡大させました。

    藤澤信義氏が、重要なキーパーソンになりますので、藤澤信義氏の経歴は後ほど詳しく見ていきます。

    1977年

    一光商事を設立し、貸金業務を開始

    1991年

    商号をイッコーに変更

    1998年

    大阪証券取引所市場第二部に上場

    2005年

    全国保証が親会社となる

    2008年

    藤澤信義氏が全国保証より株式を取得して筆頭株主となる

    2009年

    ステーションファイナンス(現 日本保証)を連結子会社化
    商号をJトラストに変更

    2010年

    信用保証業務に関する事業をJトラストフィナンシャルサービス(現 日本保証)に承継
    Jトラストは、ホールディング業務に特化

    2012年

    韓国の貯蓄銀行業に参入

    2013年

    東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場
    東南アジアへの進出を目的として、シンガポールに子会社を設立

    2014年

    インドネシアの金融会社を連結子会社化

    2019年

    カンボジアの金融会社を連結子会社化

    2022年

    エイチ・エス証券(現 Jトラストグローバル証券株式会社)を連結子会社化
    東京証券取引所による市場区分の見直しに伴い、スタンダード市場に移行

    2023年

    ミライノベートを吸収合併
    (ミライノベート傘下のグローベルスも特定子会社となる)
    Nexus Bankを吸収合併

    グローベルスの財務情報はある?

    グローベルスの、過去の財務情報は、ミライノベートの有価証券報告書から確認できます。

    2023年以降は、Jトラストのグループ会社になるため、Jトラストの財務情報を参考にすることになります。

    グローベルスの業績は?

    グローベルスは2022年には、売上が約46億円、純利益が約1億円の黒字企業であることが確認できます。

    また、総資産は約98億円、純資産は約28億円でした。

    総資産とは、現金や不動産の評価額などの、会社資産の総額です。

    純資産は、総資産から借金などの負債を差し引いたお金のことです。
    純資産は、財務上、多いに越したことはありません。

    スクロールできます
    2022年3月期
    売上約45億8455万円
    純利益約1億3777万円
    総資産約97億9023万円
    純資産約22億2394万円
    ミライベート有価証券報告書(E00568)より

    グローベルスの今後の業績は確認できる?

    グローベルスは、Jトラストのグループ会社になりましたので、グローベルスの業績だけを確認できるかは、Jトラスト次第です。
    多くの上場企業では、グループ会社別の情報を細かく公表していません。

    現在、Jトラストでは事業別の業績を3ヶ月ごとに公表しています。
    その情報では、「不動産事業」の中に、グローベルスの事業が含まれるようです。

    グローベルスのみの情報は確認できませんが、Jトラストという企業グループについては、財務情報を確認することは可能です。
    上場企業であるため、外部の監査もされており、比較的、透明性がある情報です。
    情報は、Jトラストのウェブサイトで公表されています。

    Jトラストの業績は重要?

    Jトラストの業績・財務状況を確認することは重要です。

    グローベルスは、Jトラストグループという上場グループの一員という信頼度があります。
    しかし、Jトラストグループの経営状況が変化すると、グローベルスの経営にも影響が起こり得ます。
    また、その経営状況が変化は、グローベルスが起因の可能性もあり得ます。

    Jトラストは四半期別に事業別に詳しく業績報告してくれています。
    売上の増減があったときの理由や、今後の方針について、グループ会社の名前を出しながら説明されています。
    業績報告は、Jトラストのウェブサイトから、誰でも確認可能です。

    Jトラストの業績は?

    Jトラストの売上(営業収益)は、2021年に約423億円、2022年に824億円と、大きく売上を伸ばしています。
    この情報は、グローベルスのグループ参画前になり、2023年は更に売上を拡大する見込みです。
    また、利益についても、2022年には126億円を計上しています。

    Jトラストが、売上規模を大きく拡大している黒字企業であることが確認できます。

    スクロールできます
    2021年12月期2022年12月期
    営業収益約423億円約824億円
    営業利益約52億円約143億円
    当期純利益約11億円約126億円
    営業キャッシュフロー約154億円約495億円
    2022年12月期 連結決算

    次にJトラストの資産を見てみましょう。

    Jトラストの資産はなんと、1兆円を超えています。
    Jトラストは銀行業も営んでいるため、銀行業での貸付金が1兆円を超えており、このような大きな額になっています。

    現金と借金については、現金は約992億円、借金は約536億円であり、借金よりも現金の方が多い状況です。
    ただし、Jトラストは、様々な金融事業を営んでいるグループであるため、他にも債務があり、単純に数字だけで判断できない点には注意です。

    とにかく、Jトラストとは、大きな資産を保有・運用している金融グループであることがわかります。

    スクロールできます
    2023年9月
    総資産1兆3150億円
    現金及び現金同等物992億円
    社債及び借入金536億円
    自己資本1734億円
    2023年12月期 第3四半期決算短信

    グローベルスの経営者はどんな人?

    グローベルスの社長は、藤田賢一氏です。

    藤田賢一氏は、不動産会社等に努めた後、2009年にグローベルス(当時キーノート)に入社した人物です。
    2019年から、グローベルス(当時キーノート)の社長を務めています。

    藤田賢一氏は、2012年にはJトラストにも所属し、キーホルダー(Jトラスト子会社)の取締役を務めたこともありました。

    先に述べた通り、グローベルス(当時キーノート)は、2013年にもJトラストのグループに入っています。

    藤田賢一氏は、Jトラストグループ内の重要人物の一人と考えられます。
    Jトラストの社長である藤澤信義氏とも長年の関わりがあり、少なくとも、2005年のライブドア不動産のときから関係性があるようです。

    藤田賢一氏の経歴

    1990年

    株式会社キャビン 入社

    1993年

    有楽土地株式会社(現大成有楽不動産株式会社)入社

    2001年

    株式会社ビィー・ジャパン(現ヴィンテージ株式会社)入社
    2003年、執行役員に就任

    2005年

    株式会社ライブドア不動産(現ヴィンテージ株式会社)取締役

    2009年

    キーノート株式会社 入社

    2012年

    Jトラスト株式会社 入社
    キーノート株式会社 住宅事業部 部長

    2013年

    キーホルダーの顧問を経て取締役に就任

    2017年

    キーノート株式会社 入社

    2017年

    アールテック株式会社 入社 シニアマネージャー

    2019年

    キーノート株式会社 取締役を経て代表取締役に就任

    2020年

    キーホルダーの取締役 不動産事業部担当
    キーノートはグローベルスに商号変更

    藤田賢一氏の顔やメッセージは、グローベルスのウェブサイトから確認できます。

    グローベルス 社長あいさつ
    https://gro-bels.co.jp/company/greetings

    Jトラストの経営者は、どんな人?

    グローベルスは、2023年にJトラストの子会社になっただけでなく、それ以前からJトラストと関係があることが確認できました。

    グローベルスの経営についても、Jトラストの社長が、極めて重要な人物であることが明白です。

    Jトラストの社長である藤澤信義氏は、「貯金ゼロから時価総額1000億円の経営者に」とも評されています。
    医学部を卒業しながら、卒業後はゲームセンターでアルバイトしていた、かなり異色な経歴を持っています。

    その経歴についても見ていきましょう

    1970年

    岐阜県岐阜市生まれ

    大学

    東京大学医学部を9年かけて卒業

    大学卒業後

    大学在学中から始めたゲームセンターでアルバイトを続ける

    2001年

    31歳のとき、不動産担保融資会社であるビィー・ジャパンに入社
    2年後に代表取締役社長に就任
    その1年後に筆頭株主となる

    2005年

    ビィー・ジャパンは、ライブドアフィナンシャルホールディングス(ライブドアグループ)の子会社となり、ライブドア不動産に名称変更
    ライブドアクレジットの社長に就任する

    2007年

    ライブドア事件が発生し、投資ファンドに譲渡された、かざかフィナンシャルグループ(元 ライブドアフィナンシャルホールディングス)で経営に携わる
    かざか債権回収(現 パルティール債権回収)の代表取締役会長となる
    ※かざか債権回収は、2008年にイッコー(現在のJトラスト)に譲渡

    2008年

    TOBにより、Jトラストの筆頭株主となり、代表取締役会長に就任
    マスワーク(現グローベルス)の取締役に就任

    2011年

    Jトラスト代表取締役社長に就任
    (グループ会社の取締役にも就任)

    1

    藤澤信義氏は異色な経歴をもち、金融業界の大物の人物です。
    ライブドアグループの幹部となりましたが、その1年後にはライブドア事件が起こるという、驚愕の時期を過ごされたようです。
    そこから、会社を率いて、更にJトラストを買収し、大きな企業グループに成長させてきました。

    藤澤信義氏の顔やメッセージ、経営方針は、Youtubeから確認できます。

    Youtube – Jトラスト チャンネル
    https://www.youtube.com/@jtrustirchannel5065/videos

    大家どっとこむに向いていない人は?

    大家どっとこむは、大手の金融グループ会社が運営していることがわかりました。
    一方で、大家どっとこむの投資が向いていないケースもあります。
    大家どっとこむのデメリットも交えながら解説します。

    リスクをより軽減したい人

    大家どっとこむでは、リスクを軽減する対策がありました。
    また、短期間のファンドを選べば、短期間で現金を回収できます。
    短期間であれば、期間という観点では、リスクは少ないと考えられます。

    一方で、総合的なリスクを考えるには、運営会社の信用度が重要です。

    大家どっとこむは、上場している、大手の金融グループ会社が運営しているという観点では、信用度が高いです。
    上場会社は、財務情報は外部の目で監査され、様々な投資関係者も注目されます。

    一方で、親会社のJトラストは、経営方針がわかりにくい面があります。
    例えば、運営会社のグローベルスも、過去はJトラストのグループでしたが、一度譲渡した後、またグループに戻ってきました。
    他にも、一度別会社に譲渡した後、グループに戻ってきた会社があります。
    その意図や経緯は、外部からは、わかりにくい面があります。

    Jトラストは、プレスリリースも多く、定期的に詳細な情報を開示するなど、情報公開に努めているとは思います。
    一方で、大企業ということもあるかもしれませんが、わかりにくい面があるのも事実です。
    また、将来的には、グローベルスが別企業に譲渡される可能性もあります。

    そのため、これらを心配される方は、運用期間が短期のファンドを選ぶか、他の上場会社が運営するクラウドファンディングを選ぶことが考えられます。

    以下の記事では、上場企業が関係するクラウドファンディングを紹介しています。

    運営会社のメッセージや、投資内容に疑問を感じる人

    クラウドファンディングは、運営会社にお金を預け、運用してもらうスタイルの投資です。
    お金を預ける相手については、自分が納得して投資する必要があります。

    運営会社が発信しているメッセージや、社長の”ひととなり”ついて、共感できない場合には、そのクラウドファンディングを利用しない方が良い場合があります。
    社長の情報については、社長の経歴や、インタビュー記事などが参考情報になります。

    各ファンドの目的・内容についても、共感できない方は、別のクラウドファンディングを利用したほうが良い場合があります。

    直ぐに投資したい人

    大家どっとこむでは、募集されるファンドの数は少なく有りませんが、月に1~2件のことが多いです。
    月に3件以上募集されることもありますが、募集がない月もあります。

    上場グループが運営しており、1万円から投資できることもあり、応募者が殺到して、投資できない場合があります。

    大家どっとこむでは、募集前に、ウェブページで募集期間が公開されます。
    募集方法には、「抽選」と「先着順」がありますが、「先着順」の場合には、その時間に、直ぐに応募できるように準備することが可能です。
    ただし、その時間に仕事や家事でアクセスできない方や、アクセスが殺到して投資できない場合も起こり得ます。

    直ぐに投資したい方にとっては、別のクラウドファンディングにも登録しておくことが考えられます。

    以下の記事では、ファンド件数が多いクラウドファンディングを紹介しています。

    もっと利回りが高い投資をしたい人

    ポケットファンドでは、分配率が約3.5~4.5%前後のファンドが多いようです。
    中には10%のファンドもありますが、3.5%のファンドも多い状況です。

    そこから、税金もかかりますので、実際に得られる金額は少なくなります。

    この利回りでは物足りなく、さらに高い利回りを得たいという方もいらっしゃると思います。

    そのような場合には、別の運営会社のクラウドファンディングへの投資を組み合わせることが考えられます。
    または、株式投資などの別のリスクの高い投資を選ぶのも一つです。

    以下の記事では、利回りが高いクラウドファンディングを紹介しています。

    大家どっとこむの投資で注意すべきこと

    「向いていいない人」で述べたデメリットを踏まえ、投資する際に注意すべきことをまとめました。

    ファンドの債務不履行や遅延の状況

    もしも、いずれかのファンドの債務不履行や遅延が起きた場合、何らかの問題が生じている可能性があります。

    そのため、投資していない他案件においても、遅延が生じていないかをチェックすることが大切です。

    大家どっとこむでは、新着情報において、運用完了の状況が報告されています。

    不動産市場の状況

    日本の不動産の市況が悪化してしまうと、将来的に、元本毀損が起こる可能性があります。

    不動産の市況に変化がないかどうか、気に留めておく必要があります。

    市況を確認する方法として、日本経済新聞などのニュースや、国交省の情報から市況を確認する手段があります。

    運営会社の状況

    運営会社の上場グループの一員という意味では、比較的、信用性がある企業です。
    一方で、外部からは、内部の詳しい動向はわかりません。

    いくつか、内部の状況を確認するための方法があります。

    経営者の状況

    内部の動向を確認する一つの方法には、社長などの経営者の交代を確認する方法があります。
    社長の名前は、大家どっとこむや、グローベルスの会社ページで確認することができます。

    また、グローベルスのJトラストのグループ会社であるため、Jトラストの社長の交代も要チェックです。
    Jトラストの社長は、グローベルスの経営においても、極めて重要な人物と考えられます。
    Jトラストの社長の交代が生じたときは、グループの経営方針にも変化がある可能性があります。

    親会社との関係

    現在、運営会社は上場グループの一員ですが、将来的に外れる可能性もあります。
    直ぐには無いと思いますが、Jトラストのこれまでの経営の歴史から考えても、子会社を譲渡することはあり得るからです。

    もしも、Jトラストがグローベルスを別会社に譲渡した際には、Jトラストまたはグローベルスで何らかの状況変化が生じている可能性があります。
    そのため、Jトラストがグローベルスを譲渡していないかどうかは、要チェックです。

    幸い、Jトラストは上場会社ということもあり、もしもグローベルスを譲渡する際には、情報公開されます。
    Jトラストのウェブページで情報公開されるほか、通常は様々なニュースサイトでも確認できます。

    財務状況の確認

    現状、グローベルスの最新の財務状況については、2022年度の情報が確認できます。
    2023年度以降は、グローベルスのみの情報は確認できない可能性がありますが、Jトラストという企業グループについては、財務情報を確認することは可能です。

    現在、Jトラストでは事業別の業績を3ヶ月ごとに公表しています。
    その情報では、「不動産事業」の中に、グローベルスの事業が含まれるようです。

    業績報告は、Jトラストのウェブサイトから、誰でも確認可能です。

    大家どっとこむの投資前に知っておくべき情報

    大家どっとこむの投資前に知っておくべき情報について紹介します。
    大家どっとこむ固有のものから、クラウドファンディング全般のものまでをまとめました。

    登録までにどれぐらいかかる?

    登録は数日以上かかります。
    日数は明示されておらず、ハガキでの本人確認が必要なため、タイミングによっては1週間以上かかる可能性があります。

    そのため、余裕を持って登録することが望ましいです。

    元本は保証されている?

    投資であるため、出資金の元本や分配金の利回りは保証されていません。

    出資持分法により、出資金元本の保証は禁止されています。

    運用期間中に、解約はできる?

    やむを得ない事由として、「運営会社の信用低下が明らかになった場合」には可能とされています。

    大家どっとこむの問い合わせフォームから連絡し、書面によって通知することで、解約手続きに進むことになります。

    第三者へ出資持分の譲渡はできる?

    原則、譲渡はできないとされています。

    一部のファンドでは、ブロックチェーンを使用した「STOスキーム」によって、持分を譲渡できる先進的な仕組みがありました。
    ただ、現在の多くのファンドでは、「STOスキーム」は使われていないようです。

    大手企業グループということもありますので、今後も、先進的な仕組みが試されるかもしれません。

    投資は副業?

    副業は明確な定義はありませんが、総務省は「副業」について「主な仕事以外に就平成29年就業構造基本調査 用語の解説いている仕事」と定義しています。
    クラウドファンディングは資産形成であり、仕事ではないため、通常、副業には当たりません。

    平成29年就業構造基本調査 用語の解説

    投資していると会社にバレる?

    副業でもなく、会社に申告は不要ですので、会社にバレることはありません。

    バレる可能性としては、分配金を得て確定申告をした後、収入に応じて住民税が発生するため、住民税が高額になると、「何らかの収入を得ている」ことが会社の経理に認識される可能性があります。

    確定申告の際に住民税の徴収方法を選択しますが、「特別徴収」を選ぶと、会社に住民税額の通知が入ります。

    収入があることを会社に知られたくない場合には、確定申告時の際には、住民税の徴収方法で「普通徴収」を選択する必要があります

    法人口座の登録はできる

    可能とされています。
    税金面で節税効果を出せる場合があります。

    法人口座開設の手順は、新規口座開設フォームでの仮登録後に、会社情報などを入力することで手続きが可能になります。

    大家どっとこむの登録方法

    登録手続きは簡単です。
    1週間程度で登録手続きが完了します。

    詳細は、大家どっとこむからご確認いただき、ご登録ください。

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    参考資料

    • Youtube – Jトラスト チャンネル
      https://www.youtube.com/@jtrustirchannel5065/videos
    • 創業手帳 – Jトラスト藤澤社長
      https://sogyotecho.jp/fujisawa-nobuyoshi/
    • 社長名鑑 – 藤澤社長
      https://shachomeikan.jp/article/164
    • ブルームバーグ – 巨額調達のJトラスト、買収で「楽天モデル」目指す
      https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2013-08-09/MR5DJ56JTSEZ01
    • 日経ビジネス 焦土が生んだ新・金融王
      https://business.nikkei.com/article/NBD/20111212/225061/
    目次