クラウドファンディングには、1万円から投資できる「ゴールドクラウド」があります。
「介護応援」や「物語のある住まいづくり」で社会貢献等をテーマにした、クラウドファンディングです。
検討しているけど、ゴールドクラウドが信用できるかどうか、疑問を感じられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「口コミはメリットばかり強調され、重要な『運営会社に関する情報』が少ない」と感じられている方も多いと思います。
そこで、ゴールドクラウドの運営会社の経営者や企業状況も調べた上で、その「デメリット」や「向いていない、止めたほうがいい人」、「投資する場合の注意点」を考察します。
利用を検討されている方には、特に役立つ情報ですので、是非参考にしてみてください。
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ゴールドクラウドの主な特徴・メリット
ゴールドクラウドの主な特徴とメリットです。
それぞれ解説していきます。
最低1万円から投資できる
ゴールドクラウドでは、1万円から投資できます。
他社のクラウドファンディングでは、少額でも5万円や10万円のことが多いですが、REEZIN(リーズイン)ででは1万円からの少額投資なので、初心者でも気軽に始めやすい金額です。
少額なので、複数ファンドに分散して少額投資することが可能なので、リスクを抑えることができます。
ファンドの数は、最近では月に1件ほどのペースで募集されています。
2022年から開始された新しいサービスであり、人気も高いため、今後は数が増えるかもしれません。
現状の利回りは約5~8%、運用期間は短期
最近は利回りが約5~8%のファンドが多い傾向です。
クラウドファンディングの中では、平均的または、やや高い水準といえるでしょう。
投資期間は6ヶ月~12ヶ月間の案件が中心です。
期間という意味では、リスクを抑えて投資ができます。
また、優先劣後システムが採用されており、もしも損失が発生した場合には、一定割合までグループ会社が負担する仕組みになっています。
長期投資の | メリットとデメリット短期投資のメリットと、 | デメリット
---|---|
長い期間に渡って、利回りを得られる 良い条件のファンドに投資できれば、長い期間に渡って、高利回りが得られる 現金が戻ってくるまでに相当の時間がかかるので、家庭状況や市況、運営会社などに懸念を感じても、長い期間を待つ必要がある | 現金が返却されるまでの期間が短いので、家庭状況や市況、運営会社などに懸念を感じたとき、投資を止めやすい 利回りが得られる期間が短く、「運用終了~現金返却~次に応募~運用開始」の期間は、利回りが得られない 良い条件のファンドに投資できたとしても、運用終了後に、次に良い条件のファンドがあるとは限らない |
創業40年以上の中堅の企業グループが運営している
ゴールドクラウドは、スマイシアグループという、創業40年以上の企業グループの一社が運営しています。
スマイシアグループは社員数が1500人以上、売上100億円以上の中堅の企業グループです。
グループ会社を通じて、注文住宅の設計・施工・販売や、資産形成コンサルティング、介護施設の事業を展開しています。
それらのノウハウのもとに、一般投資家へ投資ファンドが提供されています。
大盤振る舞いのキャンペーンがあることも
ゴーロドトラストでは、投資している方向けに、Amazonギフト券がプレゼントされるキャンペーンが実施されていることがあります。
2023年には「Amazonギフト券総額100万円分を山分け」という大盤振る舞いのキャンペーンがありました。
後ほど解説しますが、それなりの規模の企業グループが運営しています。
だからこそ、大盤振る舞いのキャンペーンができたのでしょう。
今後もキャンペーンが開催される可能性があります。
ゴールドクラウドの運営会社は信用できる?
ウドファンディングでは、サービス運営会社にお金を預けて、運用してもらうことになります。
そのため、サービス運営会社の信頼性は非常に重要です。
ここからは、ゴールドクラウドを運営する、ゴールドトラスト株式会社の特徴や経歴を確認します。
運営会社「ゴールドトラスト」とは?
ゴールドクラウドは、「ゴールドトラスト株式会社」という企業が運営しています。
ゴールドトラストは、2014年にスマイシアグループによって設立された企業です。
スマイシアグループ(スマイシアホールディングス)とは、愛知県名古屋市に本社がある不動産関連の会社です。
グループで、注文住宅の設計・施工・販売、資産形成コンサルティング、介護施設の運営を行っています。
主なグループ会社には、ゴールドトラスト、アサヒグローバルホーム、ゴールドエイジがあります。
ゴールドトラストでは、資産形成のためのセミナー開催や、不動産投資のコンサルティング事業を展開しています。
2022年時点では、72名の社員がおり、新卒採用もしているようです。
ゴールドクラウドは、ゴールドトラストが運営していますが、ファンド運用には、他のスマイシアグループ会社も関係しています。
ゴールドトラストの歴史
ゴールドトラストの歴史を見ると、スマイシアグループによって設立され、いくつかの企業を合併していることが確認できます。
- 2014年
-
ゴールドエイジコンストラクション株式会社を設立
- 2016年
-
ゴールドトラスト株式会社(2006年設立)を吸収合併し、ゴールドトラスト株式会社に商号変更
- 2018年
-
幸せ相続株式会社を吸収合併
- 2023年
-
ゴールドエステイト株式会社を吸収合併
ゴールドクラウドを見るときには、母体であるスマイシアグループの状況が重要であるため、スマイシアグループの歴史についても確認していきます。
スマイシアグループの歴史
スマイシアグループ(スマイシアホールディングス)は、久保川議道氏が1976年に創業した企業です。
久保川議道氏が現在も代表を務めています。
ゴールドクラウドを見る上でも、久保川氏が重要な人物になりますので、後ほど詳しく見ていきます。
スマイシアグループは、注文住宅の販売やマンション事業を開始し、事業を拡大させています。
2022年時点では、グループ全体では、約1500名もの社員を抱えています。2
- 1976年
-
創業
- 1981年
-
インテリア専門店を開店
翌年に、店舗デザイン設計を開始 - 1990年
-
注文住宅・建売の販売・設計・施工を開始
- 1992年
-
賃貸RCマンション事業を開始
- 1997年
-
アサヒグローバルに商号変更
- 2006年
-
高齢者住宅に特化した、「ゴールドトラスト」を設立
- 2012年
-
アサヒグローバルをホールディングカンパニーとし、AGGホールディングスを設立
- 2021年
-
アサヒグローバルから「アサヒグローバルホーム」へ社名変更
- 2022年
-
AGGホールディングスから「スマイシアホールディングス」に名称変更
スマイシアグループの活動
スマイシアグループは、主軸の事業以外にも、地域に根ざした様々な活動をしています。
また、積極的な採用活動や、情報誌の発行などを実施しており、余裕がある会社とも捉えることができます。
社会貢献
スマイシアグループでは、地域に根ざした企業として、社会貢献も重視しているようです。
創業祭での収益金の寄付や、三重県の松本街道まつり、少年サッカー大会の共催・ちびっこ野球大会の共賛などの取り組みが行われています。
https://sumaisia-hd.co.jp/activities/
毎月発行している情報誌
スマイシアグループでは、事業に関係する情報誌「わくわく夢ニュース」を毎月発行しています。
住宅情報や、資産形成セミナーの情報、サービス付き高齢者住宅の様子など最新情報を確認することができます。
https://sumaisia-hd.co.jp/wakuwaku/
積極的な採用
その点、スマイシアグループは、各グループ会社で積極採用をしています。
また、新卒採用を継続的に実施しています。
新卒採用は、教育コストや、既存社員による負担がかかることから、一般的に、余裕がない会社では行うことができません。
スマイシアグループは長年存続している企業でもあり、余裕がある会社と考えられます。
ゴールドトラストの財務情報はある?
ゴールドトラストの財務情報は現状、官報から確認可能です。
官報とは、国の機関紙であり、会社情報を伝えるために、多くの企業が決算情報等を掲載しています。
ゴールドトラストは赤字?
ゴールドトラストは黒字企業です。
2022年には純利益が約2億円あることが確認できます。
ちなみに、従業員は2022年時点では約70名です。
ゴールドトラストの財務状況は?
財務状況の数字だけを見ると、財務状況は良さそうな数字です。
総資産は約65億円、純資産は約8億円でした。
総資産とは、現金や不動産の評価額などの、会社資産の総額です。
純資産は、総資産から借金などの負債を差し引いたお金のことです。
純資産は、財務上、多いに越したことはありません。
2021年から2022年にかけて、利益・資産ともに拡大させていることが確認できます。
2021年12月期 | 2022年12月期 | |
---|---|---|
総資産 | 約60億4200万円 | 約64億7900万円 |
利益剰余金 | 約6億2800万円 | 約8億2400万円 |
グループ会社の業績は?
ゴールドクラウドのファンド運用では、ゴールドトラストだけでなく、グループ会社も関係しています。
そのため、ゴールドクラウドを考える上では、他のグループ会社の状況も重要です。
ゴールドエイジの業績
グループ会社の1社である「ゴールドエイジ」は、介護施設の運営を行っています。
2021年時点では純利益が約3億円の黒字企業であることがわかります。
社員は、2022年時点では、1110名です。
他のグループ会社に比べると、社員が多いようですが、介護業界という特性が考えられます。
アサヒグローバルホームの業績
グループ会社の1社である、「アサヒグローバルホーム」は、主に注文住宅の設計・施工・販売を行っています。
利益の情報は確認できませんでしたが、売上は100億円を超え、従業員は2023年時点では約270名です。
新卒採用も実施しています。
2021年12月期 | 2022年12月期 | |
---|---|---|
売上 | 133億8,000万円 | 146億5,600万円 |
スマイシアグループは、約1500名の社員を抱え、グループ会社の売上は100億円以上を超える、相当の規模のグループであることがわかりました。
利益が確認できない会社もありますが、運営会社を含む2社では黒字を続けていることを確認できました。
ゴールドトラストの経営者はどんな人?
ここでは、ゴールドトラストの社長に加えて、スマイシアグループの会長についても見ていきます。
スマイシアグループの会長は、ゴールドトラストの元社長でもあります。
ゴールドトラストの社長
ゴールドトラストの社長は、林義明氏です。
林義明氏は、スマイシアグループ内で20年以上務め、ゴールドトラストの前身「ゴールドエイジコンストラクション」の社長を務めていた人物です。
当時、新規事業である高齢者住宅事業を軌道に乗せ、高齢者住宅の建築・運営フランチャイズビジネスを手掛けました。
林義明氏はスマイシアグループの重要な人物の一人と考えられます。
スマイシアグループの会長
スマイシアホールディングス(スマイシアグループ)の会長は、久保川議道氏です。
久保川氏は、スマイシアホールディングスを創業し、以前はゴールドトラストの代表でもありました。
久保川氏の情報は、講演や雑誌、ウェブメディアなどに多くの情報があります。
6冊以上の著書もあり、ユーチューバーでもあります。
著書には『100万円を100億円にした 「超」資産形成メソッド』や『「アパート・マンション経営」本当に儲かるのは、どっち! ?』があります。
- 1951年
-
三重県の四日市市にて生まれる
- 大学卒業後
-
麗沢大学独語学科を卒業
建設関連会社に2年間勤務 - 1976年
-
会社を創業(現 スマイシアホールディングス)
戸建て住宅や賃貸マンションの建設などを営む - 2019年頃
-
2万坪以上の土地とマンション・戸建て住宅を計900戸を所有する
久保川議道氏の顔や想いは、会社のウェブサイトや、Youtubeから確認できます。
https://sumaisia-hd.co.jp/ideology/
Youtube くぼかわよしみち. com
https://www.youtube.com/@kubokawayoshimichi/videos
ゴールドトラスト 久保川議道のひとりごと
https://goldtrust.co.jp/blog/cate-1/
ゴールドクラウドに向いていない人は?
ゴールドクラウドは、中堅の企業グループ会社が運営していることがわかりました。
一方で、ゴールドクラウドの投資が向いていないケースもあります。
ゴールドクラウドのデメリットも交えながら解説します。
運営会社について、より高い透明性を重視したい人
クラウドフェンディングでは、運営会社が選んだファンドから、投資家は投資対象を選ぶことになります。
また、運営会社がお金を預かり、ファンドを運営していきます。
ゴールドクラウドは、2022年から開始された新しいサービスではありますが、中堅の企業グループが運営しているといるということが確認できました。
決算情報を官報に掲載しており、新卒採用もしていることから、運営会社の信用度は比較的高いと考えられます。
一方で、上場企業ではないため、詳細な財務状況は確認できません。
運営会社の透明性を重視される方にとっては、上場企業が運営するクラウドファンディングを選ぶ方法があります。
上場企業は、一般企業に比べて、開示されている情報が多いです。
以下の記事では、上場企業が関係するクラウドファンディングを紹介しています。
リスクをより軽減したい人
多くの不動産クラウドファンディングでは、優先劣後システムが採用されており、もしも損失が発生した場合には、一定割合まで運営会社が負担する仕組みになっています。
そのことで、もしものときに備えて、投資家のリスクを軽減しています。
ゴールドクラウドでは、不動産投資ファンドに関しては、優先劣後システムが採用されており、もしも損失が発生した場合には、一定割合まで運営会社が負担する仕組みになっています。
ゴールドクラウドの劣後出資割合(運営会社が負担する割合)は、9~23%のことが多いです。
他社のクラウドファンディングでは、5~20%のことが多いため、他社に比べると普通または、ややリスクが低いといえます。
更にリスクを軽減したい人は、より劣後出資比率が高いクラウドファンディングを選ぶことも考えられます。
以下の記事では、劣後出資比率が高いクラウドファンディングを紹介しています。
運営会社のメッセージや、投資内容に疑問を感じる人
クラウドファンディングは、運営会社にお金を預け、運用してもらうスタイルの投資です。
お金を預ける相手については、納得して投資する必要があります。
運営会社が発信しているメッセージや、社長の人柄ついて、共感できない場合には、そのクラウドファンディングを利用しない方が良い場合があります。
ゴールドクラウドは「介護事業の応援」や、「物語のある住まいづくり」を掲げていますが、各ファンドの目的・内容について共感できない方は、別のクラウドファンディングを利用することが良い場合があります。
企業グループの代表である久保川氏は、Youtubeやメディアで積極的に情報発信していますので、投資する前に参考にできます。
https://sumaisia-hd.co.jp/ideology/
Youtube くぼかわよしみち. com
https://www.youtube.com/@kubokawayoshimichi/videos
ゴールドトラスト 久保川議道のひとりごと
https://goldtrust.co.jp/blog/cate-1/
直ぐに投資したい人
ゴールドクラウドでは、募集ファンド数は月に1~2件です。
中堅の企業グループが運営しており、1万円から少額投資できるので、人気が高く、応募しても当選できない可能性もあります。
高利回りのファンドでは、600%以上の応募金額が集まることもありました。
直ぐに投資したい方にとっては、別のクラウドファンディングにも登録しておくことが考えられます。
以下の記事では、ファンド件数が多いクラウドファンディングを紹介しています。
もっと利回りが高い投資をしたい人
ゴールドクラウドでは、現状、分配率が約5~8%前後のファンドが多いです。
クラウドファンディングの中では、平均または、若干高い利回りです。
そのような場合には、別の運営会社のクラウドファンディングへの投資を組み合わせることが考えられます。
または、株式投資などの別のリスクの高い投資を選ぶのも一つです。
この利回りでは物足りないと感じられる方にとっては、高利回りのクラウドファンディングを選ぶ方法があります。
以下の記事では、利回りが高いクラウドファンディングを紹介しています。
ゴールドクラウドの投資で注意すべきこと
ここでは、ゴールドクラウドの投資において、注意するべきことを紹介します。
「向いていいない人」で述べた「デメリット」を踏まえて、気を付けることをまとめています。
投資した後でも、時々、確認することが望ましい事項も紹介します。
ファンドの債務不履行や遅延の状況
現状、債務不履行や遅延の情報は無いです。
今後、もしも、いずれかのファンドの債務不履行や遅延が起きた場合、何らかの問題が生じている可能性があります。
そのため、投資後には、投資していない他案件においても、遅延が生じていないかをチェックすることが大切です。
ゴールドクラウドでは、新着情報において、各ファンドの運用状況が報告されています。
また、他の確認手段として、X(旧Twitter)などのSNSを使って、遅延したファンドの情報がないかを、定期的に確認することが考えられます。
不動産市場や介護事業の状況
ファンドの投資対象である、不動産や介護を取り巻く状況についても確認することが考えられます。
不動産の市況
日本の不動産の市況が悪化してしまうと、将来的に、元本毀損が起こる可能性があります。
また、運営会社は投資不動産事業を主軸としているため、会社運営にも影響を与える可能性があります。
市況を確認する方法として、日本経済新聞などのニュースや、国交省の情報を確認する手段があります。
余裕があれば、不動産市場に影響を及ぼす、住宅ローンの金利の上下にも注意を払っておくことが望ましいでしょう。
ゴールドクラウドでは、愛知県や三重県などを中心としてますので、東海地方の状況が影響します。
介護事業
ゴールドクラウドでは、高齢者施設を不動産対象としたファンドがあります。
介護事業の状況が大きく悪化すると、ファンドにも影響が生じる可能性があります。
ファンドには、介護施設を運営しているグループ会社が関わっていますので、その業績にも影響が及びます。
今後、高齢者は増えていきますので、介護施設に対する需要は続くと想定されています。
一方で、介護施設の増加や、行政からの助成金、介護報酬の改定など、様々な外部要因もあります。
介護業界において、大きな変化がないかどうか、気に留めておくことが大切です。
運営会社の状況
運営会社は、数十年以上運営されている、中堅の企業グループの一員です。
採用や情報発信も積極的にしています。
長期間運営されていることや、情報発信が多いことは安心材料ですが、お金を預ける側にとっては、ときどき、会社に変化がないか、確認することが望ましいでしょう。
会社に変化がないかどうかを知る上で、いくつか確認できるポイントがあります。
それぞれ解説します。
経営者の状況
内部の状況を確認する方法の一つは、社長などの経営者の交代の有無です。
社長が急に辞任したりすると、会社内部で、何かが生じている可能性があります。
運営会社の社長
運営会社のゴールドトラストの社長は、スマイシアグループ内で20年以上務めた人物です。
サラリーマン社長であると考えられるため、別のグループ会社への異動や辞任は考えられます。
もしも社長が交代したときには、次の社長の経歴を確認することが望ましいでしょう。
運営会社の社長の名前は、ゴールドクラウドで確認できます。
スマイシアグループの社長
また、スマイシアグループの社長の交代は要チェックです。
スマイシアグループの社長は、運営会社の経営においても、極めて重要な人物と考えられます。
スマイシアグループの社長交代が生じたときは、グループの経営方針にも変化がある可能性があります。
スマイシアグループの社長の名前は、スマイシアグループのウェブサイトから確認できます。
スマイシアグループの社長の久保川氏は1951年生まれのため、近々、世代交代はあるかもしれません。
親会社との関係
現在、運営会社はスマイシアグループの一員ですが、将来的に外れる可能性もあります。
スマイシアグループの歴史やファンドのスキームを見る限り、その可能性は低いと思います。
しかし、もしもグループから外れたときは、注意が必要です。
グループから外れた際には、その経緯を確認することが望ましいでしょう。
財務状況の確認
運営会社の財務状況は、会社が安定して運営される上で重要です。
現状、運営会社であるゴールドトラストや、関係会社のゴールドエイジは黒字経営です。
ですが、今後も「黒字を続けているかどうか」は、投資をしている限り、定期的にチェックすることが大切です。
現状、運営会社であるゴールドトラストの財務情報は官報から確認可能です。
官報の決算情報を公開しているウェブサービスがありますので、そこから検索できます。
簡単に確認する方法は、Googleなどで「ゴールドトラスト 決算」と検索すると、確認できます。
また、介護施設のファンドでは、グループ会社である「ゴールドエイジ」が関わっていることがありますので、ゴールドエイジの財務状況の確認も大切です。
今後のファンド内容によっては、別会社が関与する可能性もあります。
ファンドに関係している会社は、各ファンドの「業務管理者名簿」から確認できます。
ゴールドクラウドの投資前に知っておくべき情報
ゴールドクラウドの投資前に知っておくべき情報について紹介します。
ゴールドクラウド固有のものから、クラウドファンディング全般のものまでをまとめました。
登録までにどれぐらいかかる?
登録は平日であれば、約1~2日で可能です。
会員登録をして、本人確認書類をアップロードすれば、約24時間での審査後、本会員登録が完了します。
土・日・祝日の場合は、平日になってから本登録が完了します。
元本は保証されている?
投資であるため、出資金の元本や分配金の利回りは保証されていません。
出資持分法により、出資金元本の保証は禁止されています。
もしも、運営会社が破綻するなどが生じた場合、元本が戻らない可能性があります。
そのため、運営会社の信用度は重要です。
運用期間中に、解約はできる?
やむを得ない理由があれば、解約可能とされています。
ただし、「やむを得ない理由」の具体例は示されていませんので、相当の理由が必要である可能性があります。
解約手続きは、ゴールドクラウドの問い合わせフォームから連絡することで、手続きに進むことになります。
投資は副業?
副業は明確な定義はありませんが、総務省は「副業」について「主な仕事以外に就平成29年就業構造基本調査 用語の解説いている仕事」と定義しています。
クラウドファンディングは資産形成であり、仕事ではないため、通常、副業には当たりません。
投資していると会社にバレる?
副業でもなく、会社に申告は不要ですので、会社にバレることはありません。
バレる可能性としては、分配金を得て確定申告をした後、収入に応じて住民税が発生するため、住民税が高額になると、「何らかの収入を得ている」ことが会社の経理に認識される可能性があります。
確定申告の際に住民税の徴収方法を選択しますが、「特別徴収」を選ぶと、会社に住民税額の通知が入ります。
収入があることを会社に知られたくない場合には、確定申告時の際には、住民税の徴収方法で「普通徴収」を選択する必要があります
法人口座の登録はできる
可能とされています。
税金面で節税効果を出せる場合があります。
個人の場合とは異なります。
法人登録では、会社謄本などの必要書類を郵送する必要があります。
具体的な手続きは、ゴールドクラウドの「よくある質問」から確認できます。
ゴールドクラウドの登録方法
登録手続きは簡単です。
平日であれば、1日以内に登録手続きが完了します。
詳細は、ゴールドクラウドからご確認いただき、ご登録ください。
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注釈
- 全国賃貸住宅新聞, 林 義明 社長
https://www.zenchin.com/witht/post-151.php - 東海賃貸業界のチカラ, トップ対談 久保川議道氏 上田英貴氏
http://www.owners-style.co.jp/pdf/tokai9gou.pdf - Owner’s style, 久保川議道氏による不動産投資セミナー
https://owners-style.net/seminar/detail/34020/ - The Gold Online, 久保川 議道
https://gentosha-go.com/ud/authors/5b2768f777656164ad000000
- 国税庁 法人番号公表サイト
https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/henkorireki-johoto.html?selHouzinNo=2180001112551 ↩︎ - マイナビ
https://job.mynavi.jp/24/pc/search/corp87775/outline.html ↩︎ - マイナビ
https://job.rikunabi.com/2024/company/r251612091/ ↩︎ - 官報決算データベース
https://job.mynavi.jp/24/pc/search/corp87775/outline.html ↩︎ - 官報決算データベース
https://job.mynavi.jp/24/pc/search/corp87775/outline.html ↩︎ - リクナビ Next
https://next.rikunabi.com/company/cmi2709188001/ ↩︎ - 官報決算データベース
https://catr.jp/settlements/2954c/248174 ↩︎ - マイナビ
https://job.mynavi.jp/24/pc/search/corp87775/outline.html ↩︎